高気圧酸素療法
密閉された空間で、大気圧(通常の気圧)よりも高い圧力がかかっており、その中に一定時間入って過ごします。
形はベットが入る程度の小型のカプセルタイプのものから、
大きな部屋で患者が複数入れるタイプまであります。
室内は高い濃度の酸素で満たされており、ここで一定時間呼吸することにより、体内の酸素濃度を上昇させます。
音を感じ取る器官の細胞は、代謝量が多いのに、動脈と静脈、重要な太い血管は1本ずつしかない為、
血液の供給量が悪くなると、一気に酸素不足、酸欠となってしまいます。
酸欠になった状態の聴覚の神経細胞は不安定な状態となり、組織が正常に働かなくなってしまいます。
高気圧酸素療法によって内耳の酸素供給量を上げる事により、ダメージを受けた聴覚神経の回復を図ります。
はり・灸
古くより伝わる東洋医学による治療法。
身体には、生命を持つ者に必ず流れているエネルギー(気)が存在し、
そのエネルギーの重要な通過点を「ツボ」と呼んでいます。
そしてエネルギー(気)の流れている道の事を「経絡」と呼んでいます。
このツボや経絡には「針」による刺激、
そしてヨモギの葉を原料にしたモグサで作られる「お灸」を使用した熱による刺激、
そして指圧による刺激を併用し施術します。
二度目の突発性難聴を発症した際は入院しなかったので、
空いた時間を使い針治療を受けていました。
投薬治療の補助的な役割として捉えて活用していました。
治療の効果については諸説あるようですが、先生のお話によると、
「疲れが溜まっていたり、緊張してこわばっている部分に針を打ち、
その部分に治療が必要である事を身体に“気付かせる”という目的もある」との事です。
不具合が出ている個所や、不具合の出ている部分に直通するツボに身体が気付くと、
そこにエネルギーを集中させて、自分自身の自然治癒力を利用し改善させる、というのが目的です。