病院は一つ、医者は一人というルールはありません
病院で診察を受ける時、あなたはどのような基準で選んでいるでしょうか。
「家から近い」これは最もよくある基準だと思われます。
私も昔、公団住宅に住んでいた頃は、体に起こる不調の殆どは、その団地内にある診療所で診察を済ませていました。
確かに、ちょっとした風邪や、軽いケガなど、「先の展開が分かる症状」、「確実に原因が分かっている症状」であれば、問題ないと思います。
しかし、症状が改善しない、長引いている、良くなったり悪くなったりを繰り返す、などといった状態は注意が必要です。
町医者や診療所などでは対処しきれない難病が隠れている場合があるかもしれないからです。
しかし、同じ場所で診察を受けると、前回と同じような薬、そして魔法の言葉「ちょっと様子を見てみましょう」これです。
頭が痛いから頭痛薬、
歯が痛いから、ロキソニン、正露丸
眠れないから、睡眠薬
これらは全て気休め、その場しのぎの対策であり、根本解決まで至る事は少ないです。
“風邪を引いたから、風邪薬を飲んで、治りました”
このような事は現代の人類の殆どが経験している事だと思いますが、
実は風邪の原因であるウイルスを退治する薬という物は、この世には存在しないのです。
風邪薬というのは、「風邪をひいた事により起こる症状を一時的になくす・軽減させる」というだけのものであり、症状が一時的に無い、軽減されている間に体に備わっている「免疫」という自然治癒力が風邪の原因菌を退治し、風邪薬のみでは根本解決には至らないのです。