期待とは未来を都合よく予測するという事
人はある程度この先の展開を無意識に“予測”しながら生活しています。
だから、肉や野菜を買いにスーパーに行った時も「牛乳も切らしそうだから、買っておこう」と牛乳を買ったりします。
今夜、牛乳を使い果たしてしまえば、明日の朝は牛乳を飲めない、という展開が“予測”できるからです。
天気予報で雨が降る事を知ると、傘を持って出かけます。
雨が降るという情報を得たので、雨が振りだしたら傘が無いと困るという展開が“予測”できるからです。
更に、
この先が自分にとって有益になるような展開を予測する場合があります。
小さな期待を積み重ねてしまっている
カーナビでは渋滞の情報は出ていなかったので、今日は早く家に帰れそうだ
食堂のメニューに「人気」「オススメ」と書かれた定食があったので、注文してみる事にした
仕事の取引でお客さんの反応が良く、このまま行けば商談成立しそうだ
この無意識な“予測”、
もしも当たらなかった時、どう感じますか。
カーナビでは渋滞の情報は出てなかったけど、実際にその道を走ったら混雑していた
「人気」「オススメ」と書かれた定食を注文したら「申し訳ございません、材料を切らしてしまったのでお出しできません」
と言われてしまった
お客さんの反応はとても良かったが、いざ契約の話になったら、あっさり断られた
あなたは心の中でがっかりしてしまうかもしれません。
これはこの先に自分に有益になると思われていた展開が、実はそうではなかった事を知ったためです。
期待を裏切られるわけです。
これは何にでも当てはめる事ができます。
現金が当たる宝くじも、ナンパも、温泉旅行が当たるカード入会特典も、大型テレビが当たるビンゴ大会も、
全ては自分になにかしらの有益な効果をもたらす事を見越しての行動なのです。