時間帯によって切り替わります
自律神経には時間帯によって優位になる種類が変わります。体が興奮した状態となり、全身の動きを活発にさせる時は、交感神経が優位になっています。
一方、全身の動きを落ち着かせて、内臓や壊れた細胞の修復といった、体の内側の活動を活発にするのが副交感神経が優位になった状態です。
人間には体内時計が存在し、毎日を規則正しく過ごす事により、体内時計と連動した自律神経も切り替わりやすくなります。
交感神経
交感神経
交感神経が優位の場合は、血圧・心拍数が上昇し、呼吸が自然と速くなります。脳の活動が盛んになり、全身を活発に動かせる状態です。この神経は主に昼間に活動しています。
他にも、血管の収縮、気管を広げる、瞳孔の拡大、筋肉を緊張させる、胃腸の働きを抑える、ホルモン分泌の促進、血糖値・血中脂質の上昇、発汗を促す、などがあります。
副交感神経
副交感神経が優位の場合は、血管は広がるので、それに伴い血圧は下がります。
脳はリラックスした状態になり、この神経は主に夜間に活動しています。
他には、血管の拡張、気管を狭くする、瞳孔の縮小、筋肉が緩む、胃腸の働きを活発にする、ホルモン分泌が安定する、血糖値・血中脂質の安定、発汗を抑える、などがあります。