―ストレスからくる不調の軽減をお手伝い致します―

逃げる

離れた場所から見つめ直す

消防士は、闇雲に燃え盛る炎の中に飛び込むような事はしません。

 

必ず回避するポイントを外郭から確認します。

 

それと同じように、

 

困難からは一度距離を置いて、離れた場所から見つめ直すべきです。

 

きっと共依存へと陥ったあなたは、

 

それが相手を見捨てる行為になると思うかもしれませんし、

 

相手にも非難される事もあると思います。

 

ですが、

 

まず、あなた自身を守る事を最優先してください。

 

客観的に見て、自分の考え方や行動を見つめ直せば、

 

見えなかった部分が徐々に見えてきます。

 

そして、

 

今、自分にできる事、

 

自分にはできない事、

 

しなくてはならない事、

 

してはならない事、

 

これが見えて初めて、あなたがこの先どう行動すべきなのかが分かります。

 

まず、絶対に逃げなければいけません。

 

自分の身を守る事を優先しなければいけません。

 

今まさに被害にあっているという方は、

 

自分を見失いかけている状態に置かれているので、

 

何が最善なのか判断がつかない状態にあります。

 

そうすると、自分と相手という二者関係しか見えなくなり、

 

ますます相手の言いなりになって状況が悪化してしまいます。

 

冷静さを取り戻そうとしても、すぐに邪魔が入ります。

 

 

「セーフティエリア」の確保

あなたが今現在立たされている危険なエリアから離れてください。

 

冷静さを取り戻す事ができる場所まで。

 

携帯電話・スマートフォンは電源を切り、

 

居場所を突き止められにくいような、普段は行かないような場所へ行ってください。

 

“ここは自分しか知らない場所だ”

 

そう自分に念じてください。

 

ここなら、あの問題のある人間には、わからない場所だ。

 

自分の存在は、今、あの人には見えていない。

 

つまり、「今は、自由なんだ」と。

 

頭の中で、何度も何度も自分に復唱し、

 

深呼吸をしたり、仮眠をとったり、自分が一番落ち着く方法を探すのも良いでしょう。

 

ちなみに私は、

 

車に乗り込み、地元から逃げ出し、高速道路に乗り、

 

向かった先は、パーキングエリアでした。

 

窓を閉め切って、「ウワーッ」と大声で叫び続けました。

 

何度も叫んで、息が切れてきて、喉も痛くなってきて、

 

そして落ち着きを取り戻しました。

 

今、自分は自由なんだ。相手に知られる事の無い場所に来ているから、

 

場所も特定されない。知られても、相手は車が無いから、ここには来れない。電話も電源を切ってるから、鳴らす事すらできない。

 

相手には、この俺を操作する事などできない。

 

この俺を傷つける事もできない。

 

この俺の人生の邪魔をする事など、まして壊す事など、できる筈もない。

 

状況は自分の力で、どうにでもする事ができる。

 

落ち着いた私は売店でコーヒーを買い、地元に戻りました。

 

戻れば当然あの生活が待っています。そして、再び理不尽な扱いを受けます。
でも、今までとは違います。この時点で、自分は「セーフティエリア」を知っているからです。時間を作り、再びセーフティエリアに訪れます。
そうして、自分の中に冷静さを取り戻している状態の思考を蓄積させるのです。

 

 

自分が「安全だ」と思えるような場所、空間を確保してください。

 

そこでは、あなたが最も自分らしいメンタルでいることができて、

 

誰にも邪魔されない空間である事――「セーフティエリア」である事を何度も意識し、

 

そして冷静に自分を見つめる訓練をしてください。

ここでの 逃げ とは本当の問題に視線を向ける行為

最初は、私にとってこういった行動自体にも抵抗がありました。

 

まるで、

 

現実から逃げているような気持ち、

 

向き合わなければならない問題から目を背けて、

 

情けない気持ちで、

 

メソメソ泣きながら自分の殻に閉じこもって、

 

本当は、自分に問題があるんじゃないか?

 

このまま逃げていたら、取り返しのつかない事になるんじゃないか?

 

共依存特有の不安感と闘いながら自問自答しているうちに、別の感情が出てきます。

 

日常の一つ一つのシーンに、今まで見えていなかった、おかしな事態に気づき始めるのです。

 

私の場合は、おかしな事態には気付いていたんだけど、フタをしていたかのような感覚━━━そのフタを、恐る恐る開いて、覗き込んだ、という感じでした。

 

そもそも、

 

なんで、自分は否定ばかりされなくちゃいけないんだ?
いつも根拠のない事を突きつけられ、罵倒され、謝って、
自分を睨み続ける相手の形相に、笑顔で接して、ご機嫌取りをしなければならないんだ?
そして、なんで今まで、そんな理不尽な状況を俺は受け入れてしまっていたんだ?

 

そう自分に問いかけ始めます。

 

自律神経を狂わされていた、体の重く怠い感覚が、少し軽くなった感じがしました。

 

あの時は色々な感情に揉まれてハッキリと確信できませんでしたが、

 

現実から逃げているように思えたあの行動は、実は現実を追い求めていた行動であり、

 

向き合わなければならない問題から目を背けているように感じた気持ちこそが、別の本当の問題に視線を矯正しようとしていた行為なんだ、そう思えます。


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