判断一つでその後の人生を左右します
まず、耳の異常を感じたらすぐに耳鼻科へ!
そしてできれば、設備の整った大きな病院で診てもらう事をお勧めいたします。
在籍している医師の中には事態の緊急性を理解していない方もいます。投薬治療を始めてもらうように伝える必要もあるかもしれません。
個人医院では簡単な問診のみで「少し様子を見てみましょう」などと言われたりします。これは「放置しましょう」と言っているのと同じです。
72時間以内できれば48時間以内に何かしらの対策を取らなければ手遅れとなり、
1週間経つ頃には回復の見込みは急激に低下し、
1カ月で聴力は固定し、ほとんど回復しなくなります。
私の場合は大きな病院で、一人目の先生には「お薬出しておきますね」と飲み薬を処方され、
飲み薬は効果が無く症状は悪化しました。
次の検診では別の先生が担当し、その先生には
「すぐに入院の手続きをしてください、集中的な投薬治療を行い、かつ絶対安静でいる必要があります。これは大変だ」
と血相を変えていたのを覚えています。
緊急性を理解していた、あの先生に出会わなければ、
きっと耳鳴りも聴力も不安定なままだったかもしれません。
インターネットで感音性難聴について調べると、
難聴は自然に治るとか、
食事療法や、
鍼(はり)・灸といった東洋医学について述べられた記事を見かけますが、
自然に治ると思うという事は、言い方を変えれば「治療を放棄する行為」であり、
また鍼・灸は即効性に欠けていて、あくまで補助的な役割という捉え方をするべきです。
(もちろん実施しました)
自然に治癒するパターンも、探せばあるんだと思います。
ですがそれは偶然に自然治癒した後だから言える話なのであり、
今現在、症状の進行中の方は、そんな「偶然」に身を任せる訳にはいきません。
今日か明日にでも、専門機関、設備の整った病院に行く事を強くお勧めします。